アート療育で子ども達の感性、好奇心を育てます。

アート系療育とは

心は体の健康に大きな影響をもたらし、体を健康に保つには、心も健康でなければなりません。
心の健康を保つものとして近年注目を浴びているのが「アートセラピー」です。
私たちは、子ども達の可能性を少しでも広げて行けたらと思い、アートセラピーを行う「アート教室」を開講いたしました。
アートセラピーとは、絵の具やクレヨン、また粘土や羊毛、自然素材を使ったさまざまなアート表現を通じて心を癒やします。
「ありのまま」の心をアートによって表現することで、自分の本当の気持ちに気付いたり、モヤモヤしていた心をスッキリさせたりすることができ、子どもの心をより成長させることが可能となります。

アート教室のねらい

この教室は、作品作り体験が癒しの効果となり、子どもの心の安定に役立っています。
子ども自身が描いた絵をしっかり見つめ、思いのままに表現した作品に反映された子どもの心に目を向けることが大切だと考えています。
完成したアート作品を通じて、子どもと講師が語り合う中で、心の変化や心理状況を理解し、心の平穏や成長を見守ることを目的としています。

  • 蒲池先生
  • リラックス効果

    アートには、リラックス効果があります。その理由は、アートが右脳を使う作業であるためです。
    脳には右脳と左脳があり、基本的に右脳は感情、左脳は論理をつかさどっています。そして文字・文書や計算などの学習は、ほとんどが左脳を使います。
    しかし左脳ばかりを使っていると、脳が疲れて睡眠不足になったり、ネガティブな感情ばかりが浮かぶようになったりします。
    脳をリラックスさせるには、右脳と左脳をバランス良く使うことが大切です。
    絵を描いたり、粘土をこねたりすることは右脳を使うため、脳のバランスを整えるために非常に有効です。
    学習で左脳を、アートで右脳を使うことで、脳の使用バランスが良くなり、リラックス効果が得られます。

  • 自発性・好奇心を養う(育てる)

    絵の具やクレヨン、凸凹のある切り絵紙、柔らかい粘土など、さまざまな素材に直接触れ、指先を通してさまざまな刺激を受けることは、子ども達の精神状態にも心地よい影響を及ぼします。無邪気な心や好奇心を呼び起こし、自発性を養います。
    このことからアートセラピーは「素材のセラピー」とも言われており、精神医学や幼稚園、保育園、学校教育に用いられる理由となっています。

  • 感性・才能を目覚めさせる効果

    アート作成を自由に行ない、作成に集中することで感性が高まります。
    アート作成によって知りえた知識は頭だけでなく「心と体」を働かせて得たものになります。
    またアート作成を通じて表現をすることは「心」と「体」を解放し、子ども達が健やかに成長することに繋がります。
    作ることの「楽しさ」、気持ちを表現することへの「よろこび」、ひとつのものを作りあげる「達成感」を子ども達に実感させてあげることで「感性」が育ち、アートを通じ自分の「才能」に目覚めることができます。

  • アイディア・発想力が育つ

    アート、創作活動は、新しいアイディアを生むのにも効果的とされています。
    アートでは右脳を使い、そのため右脳が活性化され、感覚的な部分も研ぎ澄まされ、新しい考えが生まれるようになるのです。

アート教室の様子